【更新凍結中】禁断恋愛◇堕ちてはならないと知ってても
手紙のやり取りをやめた私は、千絵の心配をするのではなく、これから千絵にどうやって本当のことを教えようか考えていた。
今の私には、"大切な親友を失うかもしれない"ことよりも"大事なお姉ちゃんの好きな人を取られるかもしれない"という不安しか頭に無かった。
それだけ、私にとってお姉ちゃんの存在は強かった。
私にとって、お姉ちゃんが幸せになって欲しい一番の人物だった。
私の身勝手な望みを叶えるためには、千絵。
あなたに、悲しい思いをさせるしかないの。
大切な、私の親友。大好きなのは変わらない。
でもこれから私は、その大切で大好きな親友を失うかもしれない行動を起こすことになる。