【更新凍結中】禁断恋愛◇堕ちてはならないと知ってても
そして、やってきてしまったお昼。
私は千絵を屋上に呼び、真実を話すことにした。
きっと私達のピリピリとした空気を見て、クラスメイト達はびっくりしているだろう。
「梨絵、教えてくれる?あの手紙に書いてあったこと」
千絵は顔を強張らせながら聞いてきた。お弁当も食べようとしないで。
「お弁当食べながら話そ?
......えっと、千絵が知りたいのは先生に彼女がいるか?ってことだよね」
「うん」
千絵は私の確認に素早く頷いた。
「私に両親がいなくて、お姉ちゃんと二人暮らしってことは知ってるよね?」
私はすぐに全てを話すんじゃなく一言一言間を空けて、千絵に問いかけるようにしながら話した。