君に出会えて・・・
第1章 過去
1、村松大河
これは1年前、
あたしがまだ中学3年生だった冬の話-。
-1年前-
あたしの名前は桜庭美亜(さくらばみあ)。
中学3年生。
もうすぐ受験を控え
焦っている頃だった。
「あーもう!わかんないよ!
ねー大河、これどうやるの」
あたしの隣にいるのは
あたしの彼氏の村松大河(むらまつたいが)。
1年前から交際している。
「お前なー、少しは自分で考えろよな」
「だって大河に教えてもらったほうがわかるんだもん!」
大河は頭よくて、スポーツ万能で、モテる典型だった。
いろんな可愛い子がいるのに、
普通なあたしを選んでくれて・・・。
「はぁーったく・・・」
ため息をつきながらも
優しくそしてわかりやすく説明してくれた。
「でも大河はすごいや。バスケの推薦であんな
頭いい高校にいけるなんて。
普通の頭でいけるくせにー」
そう、大河はバスケの推薦で高校が決まっていた。
勉強もできるがバスケは人一倍うまい。
「美亜も俺と同じ高校いってくれんだろ??
だったらがんばれよ」
「ほーい」
2年生までは学年で1位、2位を争うほどの
バカだったあたし。
3年生になって大河に勉強を教えてもらうようになって、
あたしの成績はびっくりするほど上がった。
この調子でいけば
大河と同じ高校にいけるかもしれない。
そう担任に言われて
今も日々がんばっているあたし。
「合格したら2人で遊園地でも行こうな。」
そう大河は約束くれた。
でも、その約束があたしたちを
引き裂くことになるなんて・・・
今のあたしたちは想像もしていなかった。
あたしがまだ中学3年生だった冬の話-。
-1年前-
あたしの名前は桜庭美亜(さくらばみあ)。
中学3年生。
もうすぐ受験を控え
焦っている頃だった。
「あーもう!わかんないよ!
ねー大河、これどうやるの」
あたしの隣にいるのは
あたしの彼氏の村松大河(むらまつたいが)。
1年前から交際している。
「お前なー、少しは自分で考えろよな」
「だって大河に教えてもらったほうがわかるんだもん!」
大河は頭よくて、スポーツ万能で、モテる典型だった。
いろんな可愛い子がいるのに、
普通なあたしを選んでくれて・・・。
「はぁーったく・・・」
ため息をつきながらも
優しくそしてわかりやすく説明してくれた。
「でも大河はすごいや。バスケの推薦であんな
頭いい高校にいけるなんて。
普通の頭でいけるくせにー」
そう、大河はバスケの推薦で高校が決まっていた。
勉強もできるがバスケは人一倍うまい。
「美亜も俺と同じ高校いってくれんだろ??
だったらがんばれよ」
「ほーい」
2年生までは学年で1位、2位を争うほどの
バカだったあたし。
3年生になって大河に勉強を教えてもらうようになって、
あたしの成績はびっくりするほど上がった。
この調子でいけば
大河と同じ高校にいけるかもしれない。
そう担任に言われて
今も日々がんばっているあたし。
「合格したら2人で遊園地でも行こうな。」
そう大河は約束くれた。
でも、その約束があたしたちを
引き裂くことになるなんて・・・
今のあたしたちは想像もしていなかった。