龍王と純情お姫様。
気を取り直して…
赤の特効服をきる。


赤がイチバンしっくり来たから。


コンコン…


「入りま…あ…す。
日向さんもコスプレですか!?」


入ってくるなり可笑しな事を言うバカ。


根暗の次はバカ女だ。


つか、おかしい。
いろいろつっこみてえことがあるぞ!



「コスプレなんかと一緒にすんな。
俺が何やってるかしってんだろ。」



「暴走族さんですね。」


だから…"さん"をつけんなや…


まあいい…


「後、お前さ…
男の部屋にズカズカ入ってくるな…襲うぞ?」



「は…//」


あ…また赤くなった…


あのもっさい前髪がなくなったせいで、表情がよく見える…


目をキョロキョロさせて…


可愛い…


って素直に可愛いとかおもってんな!俺…



「後さ、日向さんじゃなくて日向。いちいちさんをつけられても、いい気しねえ。」


「日向さんは日向さんです…」


「日向って言わねーと、
またキスするよ?」


「バカ言わないで!
日向のバカ!」


あ…今度は怒った…



ちゃんと怒れんじゃん。




生意気だな~



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