龍王と純情お姫様。
夏月

今、1日ぶりに家に帰りました。


勿論風くんと一緒。


「お嬢!ソイツが噂の王子様…」


「そうだよ。
パパ今居るよね?」


「はい。」



隣の風くんは、沢山の
組員に若干押されぎみ…



パパの仕事部屋。



「パパ、ただいま…」


「夏月!帰って来たんか…
って、おめえ何しにきた…」


やっぱりパパは風くんに対して、態度が悪い…



「あの。俺小田風雅です。夏月さんとは別れる気ありませんから。」



「本気で夏月を守れんのか?コイツだって一応こっちの人間なんだ。いつ狙われるかわからねえ。コイツの為に今すぐ死ねるか?」


そう言うと、パパは
黒い拳銃を向けた…



「パパ!何て事すんのよ!」

「ナツ…大丈夫だから。
俺は、ナツの為に死ぬなら怖くありません。」


焦る私に対して、
風くんは、顔色何一つ変えなかった。



「ふっ…。たいした根性じゃねえか。夏月、いいやつ捕まえたな…」



パパは、拳銃を降ろすと
私の頭をポンポンと撫でた…



「風雅…夏月になにかあったらただじゃおかねえからな。後避妊だけはしろ!
浮気したら命ねえからな。」


「はい!浮気なんかするわけありませんから。
俺、ナツ一筋なんで…」


そう言うと、チュッと軽くキスを落とした。



「なっ!!なななっ!
おい…風雅!テメっ俺の夏月になにしやがんだよ!」


「お父さん、ナツは俺のです。」


「んだとコラ…」



「大学卒業したら、ナツを僕に下さい。」


え…今のはぷ…プロポーズ!?


「やらん!夏月は一生おれんのだ!」


「嫌だ。貰います。」



なんだか…
このふたり…頑固な所がにている。



風くん…大好きだよ。



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