恋路こいじ〜でんしゃで恋して♪〜< 短編集 >
オレは、なんか胸騒ぎがしていた。
今日の愛桜は
いつも以上に心配だった。
だから気になって愛桜のマンションまで来ていた。
会うことなんて考えてなかった。
ただ愛桜の部屋を探した。
< たしか…10階って昔言ってたなぁ。 >
10階の一番はじにベランダに誰かが出てきた。
あの長い黒髪は愛桜だと確信した。
遠いけど目が合った気がした。
「 愛桜…!
オレはお前がイヤでも愛桜の傍で守ってやるから!
もう一人で抱えるな!
オレにぶつけてくれよ! 」
10階にいる愛桜に届くように声の限り叫んでみた。
今のオレは
まだガキで本当の守ってやるなんてこと出来ないと思うけど
今のオレなりに愛桜を守りたい。
この気持ち
愛桜に届くと信じて…。
「 天眞のバーカ! 」
愛桜の楽しそうな声が聞こえたような気がした。
天眞…
久しぶりに呼ばれたのなら嬉しいなぁ。
end
今日の愛桜は
いつも以上に心配だった。
だから気になって愛桜のマンションまで来ていた。
会うことなんて考えてなかった。
ただ愛桜の部屋を探した。
< たしか…10階って昔言ってたなぁ。 >
10階の一番はじにベランダに誰かが出てきた。
あの長い黒髪は愛桜だと確信した。
遠いけど目が合った気がした。
「 愛桜…!
オレはお前がイヤでも愛桜の傍で守ってやるから!
もう一人で抱えるな!
オレにぶつけてくれよ! 」
10階にいる愛桜に届くように声の限り叫んでみた。
今のオレは
まだガキで本当の守ってやるなんてこと出来ないと思うけど
今のオレなりに愛桜を守りたい。
この気持ち
愛桜に届くと信じて…。
「 天眞のバーカ! 」
愛桜の楽しそうな声が聞こえたような気がした。
天眞…
久しぶりに呼ばれたのなら嬉しいなぁ。
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