キスの相手はあなただけっ!!



私は理子に「逃げるから。」と
捕らえられてしまった。
もういいじゃん・・・。
理子ぉ~。

捕まえられたまましょうがなく見ていると
聖夜が乗っている屋台が入ってきた。

「あ、聖夜。」

私が言うと理子が

「あれって小野?」

と問いかけてきた。
「うん。」の一言を理子に言って
聖夜を見ていた。
すると聖夜は私達に気付いたらしく
こっちをみていた。

私は笑顔を向けた。
すると聖夜も笑顔を向けてくれた。
しかも優太と少し似ている笑顔。

その瞬間私の心臓が飛び出した。
優太の時より大きく。
優太の時より鼓動も早かった。
ドキドキと高鳴る胸。
もしかして・・・。
私は聖夜を
好き・・・・なの?
何度も恋は体験したけど
こんなのは初めて。
好き・・・?

なんて思ったけど私は首を振った。
そして自分に言い聞かせた。
「何をいっているの?!私!
そんな訳ないじゃん!
優太を超えられる子はいないって
いってたじゃん!?
落ち着け!マリア!!!!」
なんて必死に。
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