キスの相手はあなただけっ!!
「ゆ・・・・・
優太?!」
一番会いたくない人に会ってしまった私。
一気に不幸への道に流された。
うう・・。
やっぱり私ってついてない・・・。
優太と顔あわせづらいよ~。
「てか優太!あんたなんでいるの??」
「はぁっ?おまえはバカか!
練習だよ!バカ!アホ!」
練習?なんで?
だって男子テニス部は中学校しかできないはず・・・。
「先生が優太はすっごく強いから
優太だけ中学生との練習を認めるっていったのよ。」
後ろからの声。
その声は聞き覚えのある・・・
「双葉ぁ!」
大好きな双葉!
LOVEな双葉!
「あんた、ほんと何も知らないのね。
もう中学入って半年ですけど。」
うっ・・・・。
双葉の毒舌攻撃。
効いた~~~~!
でも双葉に何言われたって私は全然平気!
双葉には思いっきりなめられてるからね~。
「ちょっと!」
「あ・・・。愛・・・。」
愛の存在忘れてた・・・。
「勝手に盛り上がってるとこ悪いんだけど
私今日、一緒に帰れない!」
「えぇぇぇ!なんでぇ~。」
私の心はまたもや不幸のどん底へ・・・。
「拓、今日塾休みらしいの。」
くそ!
拓め!
私のかわいい、かわいい、愛を
独り占めしやがって!
「まぁしかたないっか。
ばいばーい!
また明日!
お幸せに~。」
私は愛と拓を見つめた。
早く彼氏がほしいな~。