キスの相手はあなただけっ!!
そんなの聖夜に決まって・・・・。
えっ?ちょっとまって?
本当に聖夜?
聖夜でいいの?
聖夜なの?
今思うとまだ
優太のこと好きなんだよね・・・。
多分。
どうしよう。
優太が好きだっていっちゃう?
いや。でも、
七海のことを好きな優太に
そんなこといえないよー!
どーせふられるのに。
失恋決定なのに。
優太を困らせたくないよ・・・。
でも・・・。
でも・・・、もし今
気持ちを伝えたら
聖夜一筋でいられる・・・?
優太を忘れて
聖夜が一番でいられる?
私は立ち止まる。
「私・・・私・・・、
優太が好きだよ。」
いつのまにか目には
涙があふれていた。
もうやだ・・・。
優太のまえで泣いちゃうなんて
ありえない。
「・・・・・。」
優太はなにも言わない。
そうだよね。
だって彼女いるもん。
困るよね・・・。
私、告白するなんて
間違ったことしてた。