キスの相手はあなただけっ!!



優太は
とてもテニスがうまくて
かわいくて
元気で
優しくて
かしこい。
私がいままで恋した人の中で
1番最高な人。

そんな優太が七海を好きだなんて、
七海も優太が好きだったなんて
私はとても信じられなかった。

「マリアちゃん?
どうしたの?」

びくっ

七海の声で我に返った。

「あ。ごめんね。
へ・・・へー。優太か。
いんじゃない?がんばりなよ?」

今の私の精一杯の笑顔で
言う。
でも心にはとても深い傷。

「ねー。マリアちゃん。
マリアちゃんって
優太のこと好き?」

はっ?!
いきなりですか?!
確かに好きだけど
さっき失恋決定しましたし?
彼女になった子の前で
好き
なんていったらどうなるかぐらい
わからないほど
そんなにばかじゃない。

「そ・・・
そんなわけないじゃん!」

あははは
っと笑う私。

「だよね。
疑ってごめん。」

七海が誤ってきた。
別に七海は悪くないよ?







こうして私の小4から思い続けてきた人の
恋は
終わった。
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