キスの相手はあなただけっ!!
「いったーーーーーい!
今度は誰?!」
「ふーん。おまえ数学やばいじゃん!」
「げっ!拓っ・・・。」
三笠 拓。
愛の彼氏。
男子テニス部。
性格を一言でいうと
めっちゃうざい。
その後ろには
同じく男子テニス部の
岸本 七瀬。
瀬川 翔太。
男子テニス部4人が私のテストを見るなり
笑う。
「わらってんじゃないわよ!」
「ほんとよ!」
後ろから私の味方になってくれた人がいた
「蘭美!」
蘭美!
あんたは私の味方だよね!
「マリアはね!
努力したの!」
わかってるね・・・!
蘭美ありがとう!
「うるせーよ。高道。
おまえは時澤以下だろ?
数学10点のやつはだまってろ。」
拓がいった言葉に
蘭美の頭の中の何かが切れる
音がした。
やばいよ。拓。
蘭美キレたら暴れるんだから。
と私が心のなかで忠告している間に
暴走していた。
「あぁ?
もう一回いってみろ。
息の根止めてやるから。」
「すみません。
なにもいってません。」
拓は床に倒れていて
蘭美の足が寸止めで拓の顔面にかかっている。
あ~あだからいったのに。
心のなかでね!