キスの相手はあなただけっ!!




まぁ自業自得だよ。
しょうがないって!
どんまい!拓!

って人のこと言ってるけど
自分のテストの点もどんまいだよぉ~。

「なぁ、あいつらって
ほっといていいのか?
特に高道・・・。」

西田が心配そうにおそるおそる私に話しかけてきた。
西田は結構かわいい。
優しいし
素直だし。

「あー。大丈夫なんじゃない?
蘭美も多分。」

はぁ~とため息をつく私。

「テストの点のことか?」
「それ以外になにがあるっていうの?!」
「・・・・。
まぁ頑張れって!」
「_______っ!」

西田の笑顔。
だめだよ!
そんなかわいい笑顔を
発動するんじゃない!
まぁ聖夜には
まだまだ到達してないけどね!

私の顔は真っ赤。
私男子のかわいい笑顔に弱いんだよ?!

「おやおや~?」

蘭美の暴走が終わり復活してきた拓。
うざさMAXになってでてきた。
なにをいうのかと思ったら・・・

「ちょっとこい。」

といわれてついて行く。
ついて行くというより
右手をつかまれ
連れて行かれる。
それを見た蘭美が私の
左手をつかんで

「ちょっと三笠?!
マリアになにする気?」

と少し目が悪魔モード。

「なにもしねーよ!」

と拓は私の手を引いて
窓ぎわへつれていかれ
カーテンをかけられる。
まさか!
好きな人聞き込み調査?!
ていうかカーテンの中
拓と二人きりじゃん!
最悪!
だれか助けて~。
私は心の中で助けを求めていた。

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