キスの相手はあなただけっ!!
一緒に帰った次の日の
部活帰り。
また一人で帰っていたら
西山が現れた。
「あ、また・・・。」
「しょうがねーだろ。
終わる時間一緒なんだし。」
まぁそうか・・・。
なんか昨日は一緒に帰っても
なんともなかったのに
今日はどきどきする。
いやいや!
ちがう!
好きなんかじゃないって!
バカマリア!
聖夜のことで
頭をいっぱいにしなきゃ!
「ぶつぶつ・・・・。」
「時澤・・・・?
なんか怖いんだけど・・・。
俺に呪いとかかけんなよ?」
かけねーよ!
つーか
呪いなんてかけらんねーよ!
まず!
「かけられないって!」
「いや。時澤だったら
いけそう。」
「無理無理!」
なによ!
時澤ならいけそうって・・・。
もしつかえるなら
とっくの昔に
テストに呪いかけてるっつーの!
「あははは!」
西田がいきなり爆笑しはじめた。
「なに?!いきなり!」
「いや。なんかかわいいな~と思って。」
「かわっ・・・////」
なって普通にかわいいなんていうんだよ~!
「照れてる!」
お前のせいだよ!
ばかぁ~////
「も~。
からかうな!」
「そうおこるなって!」
「おこるよ~///」
こっちは怒ってるっていうのに
なんで笑ってんの?!
意味不明!!!
「まっ!でも
怒った時澤も好きだけどな。」
・・・・・・。
はぁ?
いまなんて・・・。
「あの・・・。
西田?
いまなんて・・・?」