キスの相手はあなただけっ!!
「ふーむ・・・。」
すべて話終わった私を見て
双葉はとても考えている。
「どうしよう。
私もう生きていけないっ!」
「ちょっとまって!
あんたにはまだ友達がいるでしょう?
家族も。
生きていけないはずはないよ。」
双葉の優しい言葉に
私の目からは涙がこぼれた。
「もう泣くな!
・・・・。
しかし、優太と七海がくっつくとは・・・。
意外。」
双葉は眉間にしわをよせている。
私のために・・・・。
ありがとう。
私が一人ほのぼのとしていると
双葉がいきなり立ち上がった。
「よしっ!決めた!
マリア!あんた好きな人をつくれ!
優太以外で。」
「・・・・・・・。
えぇぇぇぇ!」
双葉の提案におどろく私。
だって優太以外の人なんて
好きになれないよ・・・。
「無理だよ・・・。」
「無理じゃない!そんなこといってたら
結婚できないよ!」
「いや!それだけいやっ!」
結婚できないとかいやだ。
でも新しく好きな人をつくるってことは
優太の失恋を忘れられるの?
だとしたら・・・
「わかった。
つくるよ。好きな人!」
「そうよ!それでこそマリア☆」
私は双葉にそう宣言した。
そして小学校を卒業して
中学生になった。