キスの相手はあなただけっ!!





それにしても男子軍団は遅い。
早く出てきなさいよ!
理子がそわそわしてるでしょう?!
あ。
みなさんに言い忘れてましたが
理子は三杉に
告白しちゃうんです!
私のいきなり告白の話を聞いて
『私もうじうじしてらんない!』って
盛り上がっちゃって・・・。
だからね・・・。

「三杉遅い!
早く出てこい!」

私はさけんだ。
だけど理子は

「ちょっと待ってよ~!
私まだ心の準備がぁ~!」

と焦っている。
そんなに焦らなくても
ずばっと言っちゃえよ☆

「誰だよ!
さっき俺の名前さけんだやつ。」

でました!三杉!
さけんだのはわ・た・し!
うふふ!
さぁ理子!
言いなさい!

と理子の背中を押そうとしたとき

「なに盛り上がってんの?」

と世界一会いたくないやつが
でてきた。

「あー・・・。」
「・・・っ!」

気まずい!気まずすぎる!
この状況を
どうにかしてよ!
誰か!

「えっと・・・。」
「あ。返事?
えとー・・・。





「好きです。」」

はぁ?
好きです?
聖夜が?
私を?

「え?聖夜・・・?」
「俺なにも言ってない・・・。」

てことは・・・。
理子?!
私は理子のほうをむいた。
すると
三杉に告白している
理子が見えた。

「理子!」
「はいはい。マリア。
静かに。」

蘭美が私の口をふさぐ。
お願い三杉。
OKしてあげて?!
頼む~!
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