キスの相手はあなただけっ!!



「あの・・・。
えっと・・・。」

三杉!
答えは決まってんでしょう?!
早くいいなさいよ!!!!

「俺・・・。
その・・・。」

いつまでもごもごしてんのよ!
私はイライラ。
理子はそわそわ。
蘭美はドキドキ。
聖夜はイライラ。

「俺も好きでした!!」

おぉ!
いったー!
両思いになったー!
てか付き合えたー!

「え!うそ!
やった!」

理子は飛び跳ねていた。
よっぽどうれしいみたい。
私は目に涙をためて
理子に抱きついた。

「よかったじゃん・・・。
両思いになれたじゃん。
よかったね!」
「マリア・・・。」
「ううっ・・・。
私、うれしいよ。」
「マリア!マリア!
ありがとう!」

私達はお互い抱き合った。
友達の両思い。
付き合った記念日。
なんて素敵な日なんだろう。
桜が舞い散る中
理子と三杉は
両思いになったんだ。


いいな~。
私も早く返事がほしいよ。
はぁ~。

「マリアのおけげだよ!
だから次は
私がマリアを助ける!」

理子・・・。
ありがとう。
私が感謝をしていると理子は
全力で走って三杉にひっついた。
なに?
なにをしてくれるの?
もしかして
三杉に
聖夜の返事を
きいてくれるの?!
なんてありがたいの!
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