キスの相手はあなただけっ!!
まぁとにかく西田は教室に入れた。
けど私は拓と言い合いを続けていた。
しかもドアの前で・・・。
「あんたねぇ~
私をバカにしすぎ!」
「だってほんとに
バカだし?」
「・・・っ!」
だめ!バカっていわれたら
言い返せない!
どうしよう!
「拓。それくらいにしとこ。」
爽やかスマイルで現れた
岸本 七瀬。
「岸本!
お前も言ってやれ!
エリート軍団の一員だろ?」
私達のクラスでは
エリート軍団という軍団がある。
テストで上位の人の軍団だ。
メンバーは
拓、西田、岸本、瀬川、愛、理子の
6人である。
「エリート軍団に入りたいんだろ?」
と拓が私に言う。
「もう。拓、それくらいにしとこ。」
岸本がおどおどしていた。
私は黒いオーラを感じた。
愛だ。
「た~く~?」
愛の黒いオーラ全開は
すごく強い。
蘭美より。
「前も言ったよね~?
マリアは恋愛真っ最中なんですよ~って。
マリアも好きな人できたんだけどね~。」
愛!落ち着いて!
オーラやばい!
やばいよ!
「時澤バカの好きな人だれだよ!」
拓は恐れているけど
愛に聞いた。
愛なら大丈夫。
言わないよね。
「はぁ?」
愛が言う。
ほら、大丈夫。