キスの相手はあなただけっ！！

ついに・・・ ～ＭＡＲＩＡ～

４月２６日。
球技大会。
今まで頑張って練習してきたことを
活かす日がついに来た。

「ファイトーオー！」

３組女子は
元気な声を上げて
みんなで円陣を組んだ。

「最強３組女子！絶対優勝！」

オー！
とみんな笑顔でばらけた。

「今から種目何？」

理子が聞いてきた。

「えっとねー・・・。
バスケ。」

そう。今からは
バスケ。
私達のクラス３組。
その中にはバスケ部がなんと
５人もいる。
その中で１番強いのが
私、蘭美、愛、理子と仲が良い
井曽　千香である。
球技大会の練習の時に
みんなに丁寧に教えてくれて
おかげでみんな上手くなっていった。

「マリア。」
「あ。千香。」
「あんた。がんばりなよ？」
「うん！」
「バスケも恋も。」
「へ？！」

なんで？
なんで千香まで・・・。
そういえば千香と拓は
同じ地区どうしで
なかよかったな～。
まぁいっか。

「マリア？」
「へ？！」
「今から入るよ。
バスケの試合。」
「頑張って！千香！」
「ありがと！」

千香は元気よくコートに入った。
そして試合は始まった。