キスの相手はあなただけっ!!

そして放課後。
私は逃げようと思って
帰る用意を急いでした。
走って教室の外に出た。

「やった!」

と思った瞬間腕を引っ張られた。

「逃げられると思わないでほしいね。」
「あっ!」

私はお姫様抱っこをさせられて
体育倉庫へ運ばれた。






体育倉庫では
笹口君の妹さんと
聖夜がいた。
私はおろされやっと自由になった。

「聖夜!」
「マリア!」

私達二人はお互いに名前を呼び合った。
そして走って助けを求めようとしたとき
グイッと体を引かれ
マットに押し倒された。

「きゃぁ!」
「マリア!!!」

聖夜が私を助けようと名前を呼んで
こっちに向かってきた。

「聖夜・・・。」

すると妹さん・・・
実亜ちゃんが聖夜を引き留めた。

「小野君。
お兄ちゃんの邪魔をせんといてくれへん?」
「なにをするきだ!」
「そんなんみたらわかるやん。
襲うに決まってるやん。」
「な!」
「まぁ小野君がこの子と別れて
私と付き合うっていうなら
時澤さんは助けたる。
でも拒否したならば
お兄ちゃんがこの子を
襲う。」

究極な選択。
聖夜!
どうしよう。

「聖夜!私はどうでもいいからお願い!
付き合わないで!」
「でも!」
「小野君。彼女さんがそういってるんやし
えんちゃうの?」

私は聖夜が幸せであればそれでいい。
私はどうなったって・・・。

「時澤さん。ほんとにいいの?」
「・・・。」
「あはは。
面白い子。」

笹口君はそう笑って私の制服のリボンに
手をかけた。

「・・・っ!」
「もうやめないよ?」

そういってリボンを手早く取って
制服のボタンを一つ一つはずしていった。
そして全部はずして下着が見えた。

「い・・・や・・・。」

私は泣いて泣いて抵抗した。

「やめないっていったよ?」

聖夜は止めに行こうとしていた。
でも実亜ちゃんが聖夜をがっちりつかんでいた。
笹口君は私の首筋を舐めた。

「いやぁっ!」
「かわいい声だすんだね。」

そしてそれは少しずつ下に下がっていった。
下着の上から私の胸を触った。
その瞬間私の体はビクッと跳ねた。

「ふぁっ・・・。」

もうだめ・・・。
私があきらめたその時
体育倉庫のドアが開いた。
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