キミが笑うその日まで
いつか、誰かが言っていた。
“言葉はナイフにも絆創膏にもなるんだ”
あの時の男子の言葉はナイフだった。
グサッて刺されると抵抗する力は弱まる。
それをいいことに、男子達は何度も何度も私の心に傷をつけた。
最初はそんな私を見かけた優しい友だちがそっと絆創膏を貼ってくれた。
でも、男子達はそんなことお構い無しで、絆創膏の上からもナイフを突き刺した。
こうして
私は笑顔を
失った。