俺の彼女は××転校生!?
「ほらほら、起きて!陽くん、起きて!」
活発な声と共に身体をゆさゆさと揺らされ、重たい目蓋を開ける。
すると、太陽の陽射しと共に見慣れた顔がそこにあった。
「……も、もう少しだけ……」
「もう、ダメだってば!」
最後の抵抗として寝返りを打つが、布団を剥がされてしまった。
うぅ……起きたくない……。
自慢じゃないが、俺は低血圧だ。
「今日は一時間目から現国なんだよ!?」
そうか……現国か……。
確か、現国の担当の先生は厳しい人だったな……。
サボりたいところだが、そんなことをしたら単位が貰えなくなるのは必至だ。