貴方の瞳に恋をした
「はぁ~本当に美しい満月だわ
なんでこんなときに
貴族の女は全て今回の舞踏会に
出ないといけないないなんて
言われるのかしら
それに国王様は
"妃選びにお困りになるような方ではない"
とみなさんおっしゃっていたし
それにせっかく外に出るんだったら
もっと楽しいところに行きたかった…
あっ、こっそり帰ろうかしら」
「それはいけないな、お嬢さん」
「うわぁー」
私は誰かがいたことに驚いて
テラスから落ちそうになり
目をつむった
すると…"あれ?痛くない!?"
目を開けると抱きしめられるような体制で
知らない人に助けられていた
「助けて頂いてありがとうございます」
と言って顔をあげたら
助けてくれた男の人が私を見つめていた