貴方の瞳に恋をした





ー今日はこんなに綺麗な満月
あんな穢れた人間だらけの舞踏会より
美しく輝く月や星を見ている方が
ずっと心が休まる…


「はぁ~本当に美しい満月だわ」

"チッ…もう女に見つかったか"
悪態をついて振り替えると

そこにはサラサラとした
ブロンドの髪をもつ少女がいた

彼女は俺の存在に気がついていないらしく

テラスから身をのりだし
ずっと月を眺めながら
独り言を呟いていた





< 4 / 35 >

この作品をシェア

pagetop