彼はくせっ毛君
隣の高校

キーンコーンカーンコーン…

いつも決まった時間に鳴るチャイム。


朝8時30分

いつも通るセミのうるさい並木道に何も感じないで歩く日々。
自転車通学の人達がドンドン私を抜かしていく。

「おはよー美凪」
後ろの女子達の挨拶に普通に「おはよー」と返す。


今日の始まり。

今日もあの日課の始まり。


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