彼はくせっ毛君
華泉とスミレ
――――――
キーンコーンカーンコーン…
朝の日が眩しい。
朝の教室は冷房がついてないなため蒸し暑い。
ボー………
今日は終業式か。
明日から夏休みかぁ…
はぁ…。
ドンッ
「おはよっ!美凪」
………あみ。
「おはよー…」
「…?元気ないね。今日は桐高校の彼みないの?」
「うん…。何か色々あるし。」
「…?」
あれから一週間くらいたったけど…
“スミレお嬢様”
“婚約者”
だってさ…。
……正直へこみっぱなしだよ…。
「ねぇ…美凪」
「ん?」
「華泉一家の事。」