※犯罪です。





「花崎ー前、手紙」



「えっ!?」



ダルそうな男子の声で慌てて前をみると机の上に配布物が置いてあった



「わっごめんね!はい!」


「ん」



その男子は少し眉間にシワをおせていた。機嫌を悪くしてしまったか…



そんな事を考えながら配られていた手紙をみると部活動決めの紙だった



(あぁ…部活…)



まったく部活について考えていなかったユイは特に入りたい分けでもなかったので「帰宅」に丸をつけた



その時、勢いよくドアがあく



「おはようございます!!」


甘奈が教室に入ってきたのだ



「遅い!!!!」



「いや、違うんですよ!川に溺れてたおじいちゃんをノルウェーまで送りに行ってたんですよ!!」



甘奈のいいわけにクラス中が笑う



「はぁ…はい、分かったからもう席ついて」



「ほいよー!」



さすが甘奈だ。遅刻をしたのに先生は笑顔。ユイはそんな甘奈を尊敬した






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