※犯罪です。




灰色だ。と頭の中でメモをし携帯をいじってるふりをしながらちろちろと大森をみた



「大森はやっぱり長距離でしょ?」



「うん。高橋は?短距離?」



大森が高橋と呼ぶ子は同じクラスの高橋泉。背は控えめでいつも笑顔の無邪気な男の子。よく大森と一緒にいる。



「そうだなーいきなり変えるってあれだし短距離だな」



(部活の話しかな…)



聞くとどうやら大森たちは陸上部に入ったらしく、外見的にもすごくマッチしていてまたユイは心臓を鳴らした。




その時、着信音が鳴る。



ユウからだ



「あっもしもし!ユウ?」

『ごめん遅くなって…。今ユイの学校に向かってるから』



「分かったじゃぁ私も下におりるね!じゃぁねっ」



ユイが電話を切ったと同時に大森たちも教室をでた。






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