※犯罪です。





(………なんで、そんな私が勘違いしちゃうような言葉を言うの…)



無意味に言った大森の言葉に嬉しい気持ちと悲しい気持ちがごっちゃになる。



ユイは目に少し涙を浮かばせた



「………そう言うこと、あんまり女子には言わないほうがいいよ」



「…えっ、ど…」



「…あっ!これとか結構面白かったよ」



大森が何かを言おうとしたがそれを遮りユイは一つの本を渡す。



「サスペンスなんだけど、ある建物に見知らぬ男女たちが閉じこめられて脱出するやつなんだ~!!」



「…じゃぁそれにする。ありがとう」



大森はまだ納得がいかない顔をしていたが無理して笑っているユイにおされその本を受け取った





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