※犯罪です。
「ううん。じゃぁね!」



大森とはまだ話しはしたいがこの微妙な空気から早くぬけだしたいとユイは仕事に戻ろうとした



「えっ!…花崎がカウンターやってくれるんじゃないの?」



「へっ…いや、カウンターに2年の先輩がいるし私は今日はやってないよ?」



「……………そう。本、ありがとう」



そしてふんわりと笑った。間(あいだ)にあった間(ま)はなんだったのだろうと考えながらもユイは仕事に戻る。




それにしてもなんで大森くんはあんなに私にこだわってたのだろう…、とユイは思った



他にも後3人図書員がいるのに……。





そしてユイはある本の題名に目がとまる。



「人見知り……」



(…………あ!!そっか!!そういえば大森くんって少し人見知りだったんだった!)




自分のクラスにたまに他クラスの子たちが入るとあたふたする大森を思いだし手を叩く。




その後もユイは仕事が終わった後も大森に話しかけられた嬉しさに心を踊らせていた。







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