※犯罪です。







「しーだよ?」



HR。先生は話をしている。

あまり騒いでいない教室で鳴かれたらすぐにバレてしまう。



ユイはずっとバレないかとビクビクしてHRを過ごした


キーンコーンカーンコーン…



チャイムが鳴り先生は出ていく。甘奈に一言サボると言い、ユイは図書室へと向かった



「ふぅ~…気づかれなくて良かったー…」



図書室の一番奥のすみに隠れるように座り込んだ



「あ、名前…どうしよう!決めていいのかな?」



そしてユイは猫をずっと見つめて名前を考えた



(んー……あっ!!)



「ユン!!お前今日からユンね!!」


『ニャァニャァ…』



「ん?ユン、お腹空いたの?」



ユンはユイのお腹に頭を擦りつけた。



「じゃぁ、牛乳買ってくるからココで大人しく待ってるんだよ!?」


ユイの声かけにユンも大人しくお座りをした。



それをみて安心したユイは図書室を出て、自販機へと向かった。






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