※犯罪です。
授業をやっている先生の声と雨の音が響く。
誰もいない廊下を二人はトボトボと歩いてた
「こんな雨の中この猫ちゃん大変だったね。花崎に拾われてラッキーだね」
大森は窓の外を見ながら呟いた
「そうだね…。外結構寒かったし」
大森はユイをつかむ反対側の手でユンを撫でた
「ユンって名前つけてたけど…飼うの?」
「うん!反対されても絶対飼う!」
「そうなんだ。大切に育ててね」
「頑張る!!」
自分でもびっくりするくらいに普通に会話ができてユイは笑顔を見せた。
が、ユイはその会話に何か違和感を感じていた。
(…なんだろう…このモヤモヤ…)