Daily Friends
 俺達は二人きりになった。いくら幼なじみといってももう高三だ。嫌でも異性を気にしてしまう。

ゆり「おおぅ。さすが最新機種!完璧に現在位置を指してるわ!」

こいつは例外かもしれない。

ゆり「そろそろ学校ね」

俺達の通う学校は、白園公園の隣にある。昼休みになると運動好きな生徒は体育館でバレーボールやドッヂボール、グラウンドではサッカー、白園公園で野球をする。

英樹「誰もいないな」

夜の九時過ぎだ。部活動を終えた生徒もとっくに下校を終えている。

ゆり「さぁ目的地よ!」

学校兼白公の自転車置き場を越えるともう公園内である。
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