奏でろ！演劇部2012

現藤林政権前官僚神宮司の船か、輸出入とかとは違うとは思うがいったい・・・
ダダダダダダ
｢杏香姉ちゃんッ！｣
恵里菜？
｢大変なことが起きてる！杏香姉ちゃん！これを見て！｣
これ？・・・！こ、これはッ・・・！
『網走、いわき市、木更津市、岡崎市、広島市、長崎市にて謎の爆発テロが同時発生した模様です。現在各県の県警が総力を挙げ捜査中。』
｢・・・じいちゃん｣
『してやられたのぉ・・・船がテロから目をそらすための罠じゃったとは・・・』
その通りだッ！あの男もこのテロの捨て駒だったなんてッ！
｢杏香！さっきテロ絡みで長崎に行くことになったから出向いてくる！｣
雷夏は長崎に、私もどっかに出向いて調査になるかもね。
『杏香、ちょいとお前にはいわき市へ行って欲しいのじゃが。』
｢いわき市？ちょいと待ちな。あっこは地震頻発したり放射能やらで危ないんじゃあ・・・｣
『それはただの風評じゃよ。実際のところマスコミやらが誇大しすぎた結果ありとあらゆる連中がそれを信じ込み神経質になっとるだけじゃ。おかげでワシも復興のために手を尽くしとるのじゃがどーも信じ込んだたわけどもがそれを阻んでおるのだ。』
｢で？私は復興作業に出向くの？｣
『いや、テロで困っとる市民を勇気づけると同時に首謀者を探して欲しい。復興作業は藤林グループに任せてな。』
励ましながら調査か。
｢しかしじいちゃん、首謀者は神宮司じゃあないの？｣
『ヤツか。確かに震災後東日本を隔離し見捨てる発言を行い罷免されたからのぉ。しかし戸隠の評価できた点は世界支配作業と平行し復興作業に力を入れとったとこじゃな。とりあえずじゃ、いわき市での任務、よろしく任せたぞ。』
｢りょーかーい｣
任務はいわき市で調査か。雷夏、長崎のテロリストなんかにブッ殺されんじゃあないよ！




～いわき市～
ここまで復興が進行してるとは、じいちゃん頑張ってたもんな～、だがまだいわき市民は地震の恐怖に怯えつつあり、さらにテロの恐怖もある。早めにテロの恐怖の芽を刈り取って、市民を安心させんと！しかし、地震に怯える街にテロを持ち込み恐怖を与えるヤツらは許さないッ！
コツーン
｢誰だ？そこにいるのは｣
！
｢ここは選ばれた街、この街とこの街の人間は新世界の礎に選ばれた。お前も・・・礎となるのだ。｣
｢ッ・・・！私の名は藤林杏香、そっちは？｣
｢藤林杏香・・・なるほど、伊賀者藤林長門守の末裔か。よかろう、名乗らん！我は神宮司血泉（けっせん）！偉大なる陰陽師よ！｣