奏でろ!演劇部2012
「待った?」
「大いに待った!しかし何だってここにいんの?みんなして」
「いやね、先輩のあの困った顔が忘れらんないって言って信幸さんにコッソリ依頼して後を追ってたんすよ。しかも何故かおれまで連れてこられる始末っす。」
「解説サンキュ!」
ちょいとヤバいとこに駆けつけてくれる仲間がいるとか、私も幸福者だね!
「てぇか、杏香水くさいんじゃあないの?こうなるかもしんないなら、私達もつれてきたらEのにさ。」
「せやせや、そないにウチらは頼りないんかいっちゅーねん!これでも一緒にレジスタンス活動して、五角セクタァと闘った仲やないかい!」
それもそーか、けどねぇ
「いや~ごめんごめん、まさかこーなるとは思ってなかったらさ。けど、みんなが来てくれてヒジョーに心強いよ!さ、あのゾンビを大掃除だ!」
「それもそっすね!しかし、攻撃倉ったらおれらもゾンビになるんじゃあないっすか?」
「そりゃあそうだ!だがね原田・・・いや大樹、焼き尽くしたらいぃんだよ。それに私達には化神がある!化神で遠くから攻撃してけば楽勝だってのよ。」
「そ、それもそーっすね。って、おれの化神長距離攻撃できないっすよ!」
「確かに大樹の化神は私と同じ近距離パワー型、だが敵は化神じゃあなくてゾンビ、実体を持ってるから攻撃できる!例えば・・・」
ズボォッ
「オラァーッ!」
ビャォーッ
「こんな感じでね!」
「って杏香、あの車・・・」
う!勢いで車ぶん投げたけどあれで来た訳だからかえりどーしよ・・・
「いーの!パパに車を手配してもらえば何とかなるさ!」
さあて、ゾンビ狩りといこうか!
「ちょい待ち、単にゾンビを狩るだけなら私だけで良くね?つまり・・・発射ェーッ!」
ドッパァーッ
「過剰な火気は過剰故に少を焼くには手に余り、多を焼くにこそふさわしい」
「き、城戸先輩?」
「なーんて、ちょいと言ってみましたぁん」
確かに弥宵の危険羽域は広い範囲に破壊する能力ゆえこのゾンビ掃討にはかなり有利!
「うし!全滅!」
そんな・・・あまりにもあっけない!
ビクンッ
?流れ弾が当たったのか?隕石が動いた!
ググギグギ・・・ドッパァーン
な、なんだあれは!
「先輩、何すかあいつ!」
「知ってる訳ないでしょ!」
ヤツは化神に似てる!だが実体を持ってそう・・・化神は精神エネルギーが具現化したものだから触れることはできないしよーく見たら色素が薄く後ろのが透けて見える!
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