さくら色 〜好きです、先輩〜
その後も自分を抑えるのに必死だった。
“その先輩の方が好きです”って言われた時。
…もちろんそういう意味じゃなくて髪型を褒めてくれただけってのはわかってるけど。
赤くなった頬を隠しながら恥ずかしがってる姿や、飛びっきりの笑顔を見る度に胸が高鳴った。
無性に触りたくなった。
そして抑えきれなくて無意識に告白しようとしてた…
ここまで気持ちが大きくなってるなんて自分でも気付かなかった。