君に残した最後の言葉
悲しい出来事
校庭には沢山の桜が舞っていた。
外は桜の花びらが舞っていてとても綺麗だった。
ピンクに染まった花びらはとても透き通っていた。
小学6年生の卒業の卒業式は無事に終えた頃
事件が起こった。
それは私の飼っている愛犬のココアが余命一週間という
短い期間だと言うことを知らされたことだった。

ココアとは一度も散歩に連れてあげることができなかった。
いつも忙しいと言い訳をしてしていた。
でももう歩ける体ではなかった。
私は余命が1週間だと言うことがとても信じれなかった。
いつも私の近くにいてくれたココア。
泣いている時もいつもそばにいてくれた。
ココアは暑い夏も寒い冬もいつも外から家の中を
見ていた。

そんな日がつづく毎日だった。

その次の日、ココアの病気が悪化してしまった。
餌をあげても食べなくそれ所か起きているだけでも
辛そうだった。
病院に行っても手遅れだった。

それから1週間後考えられない事が起こった。
それはとても悲しい出来事だった。
私はいつものように学校に行った。
その後塾にいった。
いつものように遅くに家に帰った。
駆けつけるともう家の外にはいなかった。
あわてて家の中に入ると家族みんなの
表情がいつもと違かった。
見てみると毛布の中にいた。
でももう遅かった。
愛犬のココアが横になり動かなかった。
もう目を覚ますことはなかった。

私の心の中は悔いが残ってしまった。
沢山遊んであげたかった。
散歩に行きたかった。
最後の最後までいてあげられない自分が許せなかった。
普段泣かない私の顔は涙でいっぱいだった。

私は最悪な人間だった。
今までそばにいてくれて「ありがとう」って言い
たかった。
でも何も伝えずに終わってしまった。
なのに私は頭の中が真っ白になり「ごめんね」 っていった。
ありがとうって言う事ができない自分がいた。
泣いていて喋ることで精一杯だった。
私はその次の夜、寝る事ができなかった。
次の日もその次の日も。
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