アバターを制作してください。
┣5
―――――…
「No.3の遺体始末頼んだぞ。」
沢山のモニターに目を向けながら、男が灰皿に煙草の灰を落とす。
どうやら一番偉い人物のようだ。
「はい。No.3は俺達を初めから疑ってましたからね。No.9は大丈夫でしょう。
ただ、戦力が無さ過ぎですからね。頃合いを見てカットします。」
「政府からの極秘任務だからな。ひきこもりや、社会性のかけた無能な人間の排除。決して足を残すなよ。」
「御意。」
『言い変えれば、上にとって都合が悪い人間…って事だな。全く、恐ろしいね。そいつらを誰が作り出したと思ってるんだか…』
そう呟き、煙草を灰皿に押し付けると、数人を引き連れ幹部は部屋を出て行った。
それを確認すると、さっと定位置に座りチャットを打ち始める。
『No.7:ありがとう助けてくれて』
『二人がいてくれて本当に良かったわ』
END―――…