A☆New☆彡Holiday!!
「なんだ。」

朝陽は舞花の真っ赤な顔を見ながら意地悪く
聞いてきた。

舞花は消え入るような小さな声で

「すごく…、恥ずかしいです…。」

と言って朝陽の首にしがみついてきた。

ブチ。

朝陽は自分繋いでいた理性の糸が切れる音が
聞こえた。

そのまま抱きかかえられ舞花は優しくベッドへ
降ろされた。
自分に今、何が起きているのかなんて考えている
余裕がなかった。

「俺は頑張って、手を出さないように
してたんだぞ。それを、お前がいちいちワケの
わからねぇ行動取るから気になっちまうんだよ。」

言葉はいつも通り荒かったが、触れる指や
抱きしめる腕は優しかった。

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