A☆New☆彡Holiday!!
「ちょっとは妬いてくれたんですか?」

舞花が聞くと

「馬鹿! んなことあるか。仕事しろ。」

朝陽はいつも通り厳しい口調で叱責した。

(もしや、ツンデレ?)

と一瞬考えたがもっと優しい男性が
   いいや。と
思い直しため息をついた。


いつも通り仕事をこなして店が落ち着きだした頃、

「おい、佐田。上がっていいぞ。
賄い食うだろ?」

舞花は満面の笑みで頷いた。

「お腹空いた~♪」

朝陽はすでに賄いを作り始めている様子だった。

他の店のことは分からないが、ニューホリでは
仕事上がりにはカウンターの端でご飯を食べ、
お酒を飲む時は自費で払うとうシステムだった。

なのでうっかりしているとバイトが終わった後も
帰らずダラダラと飲んでしまうという
危険性があった。
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