A☆New☆彡Holiday!!
「せめて、もっと優しくしないと
すぐバレるよ。

俺にはもぉバレてんだから、そこは
慎重にいかないと。

あと、お互い苗字と肩書きで呼び合う
カップルってレアだと思うよ。

俺的にはナシだね。」

陽希はそう言い放って、恋人が待つ
テーブルへと向かって行ってしまった。

陽希の恋人は同じテーブルには
いなかった。偶然にも今日の結婚式に
ゲストとして出席していたのだ。

なんでも新郎は上司で新婦は
友人であった。

恋人に駆け寄る陽希の後ろ姿を
朝陽はただ眺めていた。
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