A☆New☆彡Holiday!!
「瑠奈。俺、彼女できたからお前とは
もう、同伴もアフターもしないって決めたんだ。」

(やっぱりギャバ嬢か。
フクテン、彼女やっぱりいたんだ…。)

舞花は嫌でも聞こえてくる二人のやり取りに
少し落ち込みながら賄いを食べていた。

「彼女ってまた嘘付いて。
朝陽君、いつも瑠奈に嘘ばっかり。

瑠奈のことが嫌なら嫌って言えばいいじゃない!!」

瑠奈と呼ばれた女性は朝陽に対して徐々に
興奮したように怒りだした。

すると、次の瞬間に瑠奈は胸元を押さえて苦しみ
出した。

「だ、大丈夫ですか…?」

舞花は驚いて駆け寄り、背中を摩ろうと声を
掛けると

「触らないでっ!」

苛立ったように怒りの気持ちを露ににして
瑠奈が勢いよく舞花の手を払い除けた。

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