A☆New☆彡Holiday!!
強引な態度は不思議と嫌いではなかった。
むしろ、惹かれていたくらいだった…。

朝陽の寝起きの姿はいつもバッチリと
立てているツンツン頭がサラサラで
見慣れない姿ではあるが
そこがまた、カッコ良く見えたり
もした。

(この寝起き姿は、カッコ良いんだよね
…。)

舞花は流されそうな自分と心の中で
葛藤していたが、たまにしか見せない
朝陽のサラサラの髪や優しい目を
ひとり占めしたいと思ってしまった。

(あれ…?どうしてこんな気持ちに
なるんだろ…。)

「朝陽さん…。」

寝ぼけ眼の朝陽と向き合うように座り、
呼びかけた。
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