A☆New☆彡Holiday!!
「なんだ?」

朝陽は舞花を見て、返事をした。

「もう一度キス…して下さい。」

恥ずかしそうにでも、まっすぐに朝陽を
見た。

「あぁ。良いぞ。こっち来い。」

更に自分の方へ寄るよう手招きして舞花を呼んだ。
寝惚けているのか朝陽は上機嫌だった。

そして、朝陽は強引にではなく、
優しく優しく舞花へキスをした。

「舞花、これで満足できたか?」

ゆっくりと目を開けると間近に朝陽の顔があった。
頬が触れるほどに近い距離だった。

でも、『はい。満足です。』なんて言えるわけも
なかった。

(キスだけじゃ足りないなんて…言えない。)

舞花はドツボに嵌っていた。
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