ぼっちさん



気がつけば、中庭の松の木に
来ていた。


もし、本当に友達が出来るなら。


私は松の木に触れた。


…願ってみようかな。


私は跪き、手を合わせ、祈った。


「ぼっちさん、ぼっちさん。
私に気の合う友達を下さい。
一人ぼっちは嫌なんです。
どうかどうかお願いします…」



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