☆君想☆
2年後の世界【愛莉side】
「もう2年も経つんだね・・・」
私はぼそっと呟いた。
もうって言うのは、あの妊娠が分かった
日から。
子供は無事に産まれて、お母さんも
祝福してくれた。
ひとつの命が誕生した時、私は思わず
号泣した。
うまれたのは、男の子だったんだ!
亮、男が欲しいっていってたよね?
名前は、亮が生きてた時のことを
思い出しながらつけたよ。
『子供が産まれたら、好かれる人に
なって欲しいな!!』
『やだ、もう子供の話ぃ?』