【 側にいるよと笑うから 】




考えたこともなかった。
でも、本当に?



「...はぁ。奈央、ちょっと行ってくる。」


「はいはい。いってらっしゃい。」



最初のわたしの気持ち。
いつから変わってしまっていたのかな。本当にあいつに伝えたかったことは、こんな言葉じゃなかったのに。ただ、わたしは



「杉本ぉ!!!!」


「...あ"?」



ぶつかってやろう。

こんな奴になんか負けてたまるか。




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