【 側にいるよと笑うから 】
怒りを収めるのにも体力は使う。疲れきってげっそりしていると、机をガタガタともうひとつくっ付けだして椅子を引く杉本。
「...座れってことですかね。」
「は?違ぇよ。」
とか言いつつ、限定角煮まんも半分こしてわたしのほうに置いている。
「素直じゃないなぁ。」
「にやつくな。キモい。」
杉本と改めて向き合ってみると、色んな発見がある。
例えばこんなふうに
優しいけど不器用なとことか。