【 側にいるよと笑うから 】
「てかさ。杉本は小春のことどう思ってたの?見に覚えないのにあんなに嫌われてた訳でしょ?」
「「破滅的馬鹿女」」
「...何で知ってんだよ。」
「自分で言ったんじゃん。本人に!直接!」
そうだっけ?みたいに首を傾げる杉本。全く可愛らしくなんてないぞ。そういうので許されるのは、奈央みたいな子だけなんだぞ。
「謝ってよ。」
「事実だろ。」
「はぁ――?!わたしは馬鹿じゃなくもないとは言えない馬鹿なんだぞ!!」
「「馬鹿だ。」」
奈央までそんなこと言わなくてもいいのに。
ふてくされて机にへばりつきながら角煮まんを食べる。やべぇ超美味しいさすが限定10食。