【 側にいるよと笑うから 】




『一回でいいから限定品たべつくしてみたい〜!!』


『無理無理。わたし形さえ見たことないよ。』


『購買遠いしね...って、こっち見てんじゃねぇよ。』


『見てねぇ。いちいちつっかかってくんな。』




てな会話をしたことがあった。

杉本はそれを覚えてたのかな?
じゃあ今までのは全部



「わたしのためじゃん。」


「違ぇ。」



結局はわたしが走ったんだけどさ。そうまでして食べさせたかったのか、それとも名前を呼ばせたかったのか。



「りょー」

「友達になろっか。」



そんな君に
心のドアは開いたみたいです。
こっち来てよ
これからずっと笑い合おうよ。




< 46 / 48 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop