《完》パーフェクトウエディング*社長の奥様は22歳*
「あおいお前がやっぱり持ってたのか…」



「・・・」
きまりが悪そうな表情を浮かべるあおいさん。



「そうよ~。捺のホテルの部屋に忘れた上着から私が盗んだの…ついでにケータイを見て奥様の携番も盗んだ…」



「あおいお前なぁー!?」
呆れたような物腰の捺。



「…もう…吹っ切れたのか思ってたのに…そこまでするとは…」


捺の後ろで黙って見ていた設楽さんが呟く。



「ゴメンなさい…」

何故か?設楽さんに頭を下げるあおいさん。
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